動物園で写真の撮り方、動物を撮るためのコツ10選

みなさん、はじめまして!

関西各地の動物園で動物写真を撮っている、プロカメラマンの今井剛です。

動物園で動物を撮るためのコツはいくつかありますが、
その中で、私が特に気をつけているポイントを10個お伝えします。

動物園で動物写真を撮るためのコツ10選

1. 早めに行動する

動物たちは活動的な時間帯があります。早朝や日没前に行くと、動物がより活動的で写真映えする瞬間を捉えやすくなります。特に暑さが苦手な動物は夏の日中だとほとんど活動せずに寝ていますね。

2. 望遠レンズを使用する

ほとんどの動物は遠くにいることが多いため、望遠レンズを使用すると近くにいるような効果を得られます。ズーム機能があるコンパクトカメラでも十分に良い結果を得られることがあります。
また、顔をアップで撮影すると、いつもと違った表情も伺うことができます。

ちなみに、私はフルサイズカメラで、50mmから400mmまで望遠できるズームレンズを多用しています。

3. シャッタースピードを調整する

動物は動きが速いことが多いので、シャッタースピードを速く設定することで動きをキャッチすることができます。特に動物が動き回る場合は高速なシャッタースピードが必要です。

目安としては、明るい日中なら1/1000ぐらいが理想ですが、それよりも暗い場所なら1/250まで下げて、画質を優先させることも有効です。

4. 背景を考慮する

魅力的な背景を選ぶことで、動物を引き立たせることができます。不要な障害物や人々が写り込まないように気をつけましょう。

壁際にいる動物よりも、奥行きがしっかり確保できる場所にいる動物の方が背景がボケて綺麗な写真が撮れますし、動物園特有のフェンスや鉄格子、清掃道具などはできる限り排除したいですね。

5. 目線を下げる

動物の目線に合わせて撮影すると、より迫力のある写真が撮れます。地面に座って撮るか、足場を工夫して高さを調整するなどして試してみてください。

その場合、どうしてもフェンス越しになるかもしれませんが、レンズをフェンスに近づけることで、フェンスが写らなくなることも理解しておくと、目線の下がった魅力的な写真が撮れます。

6. 表情に注目する

動物たちは表情豊かで、その瞬間を捉えると感情が伝わりやすくなります。じっと待つことや、何気ない瞬間にフォーカスすることが大切です。
じっくりとその動物を観察することで、見えてくる表情があるので、是非狙ってみてください。

7. 連写モードを使用する

基本的に連写モードを使って複数の写真を撮ると、最も良い瞬間を選びやすくなります。
一瞬の表情や仕草を選ぶことができて、被写体ブレのリスクを下げることもできます。

8. 逆光を利用する

逆光を最大限に活用し、動物の毛並みや羽根に美しい影響を与える角度を狙って撮影しましょう。

9. ガラス越しの撮影

動物園ではガラス越しに撮影することがよくあります。反射を避けるために、カメラをガラスに密着させて撮ると良いでしょう。レンズフードや映り込み防止フードも有効です。

10. 静かに行動する

静かな場所では、カメラのシャッター音や大きな声が動物を驚かせてしまうことがあります。静かに行動し、周りの人たちとも協力して静寂を保つことが重要です。

これらのコツを組み合わせて、より良い動物写真を撮影してみてくださいね。

ゴーフォト写真教室のご案内

私が運営するゴーフォト写真教室では、動物園での撮影もカリキュラムに入っています。
みんなで一緒に撮影することで、いろいろな構図や視点が発見できるので、とても参考になると好評です。
くわしくは、こちらのページをご覧ください!